【内覧】オフィス探しで失敗しない7つのコツ|内覧で必ず確認すべきポイント

1. オフィス探しで“失敗する理由”とは

オフィス選びは、企業の働き方や成長を支える重要なプロセスです。しかし、「立地が不便で社員の通勤が大変になった」「入居してから光熱費が想定以上に高かった」「思ったより狭くてすぐに移転を検討することになった」など、後悔の声も少なくありません。

その多くは、内覧時の確認不足や、条件整理のあいまいさから生じています。特に初めてのオフィス契約や、移転の経験が少ない企業では、 “見た目の印象”や“家賃の安さ”だけで決定してしまうケースがよく見られます。

オフィスは単なる「仕事場」ではなく、企業の信頼やブランドイメージを左右する“顔”でもあります。また、社員の働きやすさや採用力にも直結するため、慎重な判断が求められます。だからこそ、入居前の段階でいかに多くの情報を把握できるかが成功のカギなのです。

この記事では、オフィス探しで後悔しないために押さえるべき実践的な視点と判断基準を整理します。「立地・コスト・環境・契約条件」など、複雑に見える要素を一つずつ解きほぐし、自社に本当に合ったオフィスを見極めるための考え方をお伝えします。読み終える頃には、次の内覧で何をチェックすべきか、明確な基準が持てるはずです。
 

2. オフィス探しの基本ステップ

ステップ1:条件整理(エリア・広さ・予算・入居時期を明確化)

まずは、自社にとって譲れない条件を洗い出すところから始めましょう。「どのエリアで」「どのくらいの広さが必要で」「いつまでに入居したいか」を明確にすることで、物件探しが格段に効率化します。この段階で社内の決裁フローも確認しておくと、後のスケジュールがスムーズです。

ステップ2:物件検索(不動産会社・仲介サイトなどで候補を収集)

条件が固まったら、複数の情報源から物件をリストアップします。不動産ポータルサイトや専門仲介会社のサイトを活用し、最新情報を比較検討しましょう。この段階では「候補を広く集める」ことを意識し、初期段階での絞り込みは避けるのがコツです。

ステップ3:内覧・比較検討(複数の物件を実際に確認)

内覧は、写真や図面だけではわからない“現場のリアル”を知る大切な機会です。実際に足を運び、日当たり・設備・周辺環境・動線などを自分の目で確認しましょう。複数の物件を同日に回ると比較しやすく、印象の違いを客観的に判断できます。

ステップ4:契約・入居準備(賃貸契約・レイアウト設計・引越し手配)

最終候補が決まったら、契約条件や原状回復義務などの細部を確認した上で契約へ進みます。並行してレイアウト設計や通信設備の導入準備を進めると、入居後の立ち上がりがスムーズです。信頼できる不動産会社や施工業者と連携し、スケジュールに余裕を持って進めましょう。
 


この4つのステップを順に踏むことで、オフィス探し全体の流れを明確に把握できます。

特に「内覧・比較検討」の段階では、現地での印象や設備状況が判断の決め手になることが多いため、次章で紹介する“失敗しない7つのコツ”を意識しながら進めると、より確実に理想のオフィスを見つけられるでしょう。
 

3. 失敗しないための7つのコツ

コツ1:立地とアクセスは“社員目線”で考える

企業の所在地は、ブランディングだけでなく社員の通勤・採用にも影響します。最寄駅からの距離、周辺の飲食店やコンビニ、銀行、郵便局などの利便性をチェックしましょう。

特に社員が公共交通機関で通勤する場合、徒歩10分を超えると不満が出やすくなります。「自分が毎日通うなら」と想像しながら立地を評価することが大切です。

コツ2:賃料と諸経費の“総コスト”を把握する

家賃の安さだけで決めるのは危険です。共益費や管理費、水道光熱費、原状回復費、看板設置料など、実際に発生する総コストを把握しましょう。

また、契約時には保証金・敷金・礼金が必要な場合も多く、初期費用が想定以上になることも。毎月の固定費だけでなく、入居・退去時のコストシミュレーションを行うのが理想です。

コツ3:ビルの設備・セキュリティ環境をチェック

快適で安全な職場づくりには、ビルの設備面の確認が欠かせません。エレベーターの数やトイレの清潔さ、空調の個別制御の有無、防犯カメラや入退室管理システムの有無などを確認しましょう。

特に来客が多い企業は、受付スペースやセキュリティレベルも重要な評価ポイントになります。

コツ4:レイアウトと面積は“将来の拡張性”を考慮

現在の従業員数だけでなく、3年後・5年後の事業拡大を想定して面積を検討しましょう。成長フェーズで移転が頻発すると、コストと手間が大きくなります。

また、会議室・休憩スペース・ストレージなど柔軟にレイアウト変更できるかも重要な要素です。

コツ5:契約条件・更新規定を必ず確認

賃貸契約書には、解約予告期間や更新料、原状回復義務などの重要項目が含まれます。特に「解約のタイミング」に関するルールを見落とすと、不要な賃料が発生することもあります。

契約前には必ず不動産会社や管理会社に確認し、書面で条件を残しておきましょう。

コツ6:内覧時は「日当たり・音・通信環境」を体感

写真ではわからないポイントを現地で確認しましょう。日当たり・照明の明るさ・エアコンの効き具合、外の騒音レベルなどは実際に体感して判断するのが確実です。

また、Wi-Fiや固定回線が利用可能か、通信速度に問題がないかも重要。IT環境が整っていないと、後から工事や追加費用が発生するケースがあります。

コツ7:信頼できる不動産会社を選ぶ

物件情報の鮮度や条件交渉の質は、仲介会社の対応力で大きく変わります。オフィス専門の不動産会社は、市場動向や内覧時のチェックポイントを熟知しており、

非公開物件の紹介や入居後のサポートまで対応してくれるケースも多いです。契約だけでなく、“長く付き合えるパートナー”として選ぶ視点が大切です。
 


この7つのコツを意識して進めることで、オフィス探しの判断軸がはっきりし、後悔のない選択ができるようになります。

立地やコストだけでなく、実際の働きやすさや将来の拡張性まで見据えて検討することが重要です。

短期的な条件にとらわれず、「社員が長く快適に働けるか」という視点を持って比較・内覧を重ねれば、自社にとって最適なオフィスが自然と見えてくるはずです。

4. 内覧でチェックすべき具体的ポイント

以下の項目をチェックリストとして活用し、後悔のない判断を行いましょう。

共用部・管理状況

 □トイレ・廊下・エレベーターなどが清潔に保たれているか

 □掃除やゴミ出しのルールが明確か

 □管理人や清掃スタッフの常駐状況

ポイント共用部の清潔さは管理会社の質を示すバロメーターです。


空調・換気・照明

 □エアコンの効き具合・温度ムラがないか

 □換気扇・窓の開閉で空気が入れ替わるか

 □照明の明るさや位置が適切か

ポイント空調や照明は快適性や電気代に直結します。


採光・騒音・環境

 □窓からの光量・日当たりは十分か

 □外の交通音や周囲の騒音レベルは許容範囲か

 □ビル周辺の雰囲気・治安に問題がないか

ポイント明るさと静けさは、社員の集中力と満足度を左右します。


設備・通信環境

 □コンセントやLANポートの位置・数が足りているか

 □インターネット回線(光回線・Wi-Fi)の利用可否

 □電波の入りやすさ・通信速度

ポイント通信設備は、後から工事するとコスト増につながります。


駐車場・駐輪場

 □社員や来客が使える駐車スペースの有無

 □台数・料金・契約条件を確認

 □駐輪場の安全性や位置

ポイント営業車や来客対応のある企業では必須の確認項目です。


ゴミ置き場・宅配ボックス

 □ゴミ置き場の清掃状態と分別ルール

 □宅配ボックスの設置・利用方法

 □郵便物の受け取り体制

ポイント管理体制が整っていないと日常的なストレスにつながります。


総合チェックのまとめ

 □ビル全体の雰囲気は自社のイメージに合っているか

 □入居してからの“働く姿”をイメージできるか

 □気になる点は現地で写真・メモを残しておく

ポイント複数物件を比較する際は、点数やメモ方式で可視化すると判断がスムーズです。
 

5. よくある失敗例とその回避策

オフィス探しでは、「もっと慎重に見ておけばよかった」と感じる後悔が少なくありません。

特に初めて契約する場合や、スピード優先で物件を決めてしまうケースでは、思わぬコストや使い勝手の問題が後から発覚することもあります。

同じ失敗を繰り返さないためにも、内覧や契約前にしっかり確認しておきましょう。

失敗例

主な原因

回避策

想定よりコストが高い

共益費・光熱費・原状回復費の見落とし

契約前に月額と初期費用の総額を算出する

立地が不便で通勤しづらい

社員の通勤経路を考慮していない

社員目線でアクセスや交通費を確認する

通信環境が悪い

回線や電波状況を確認していない

内覧時に通信テストを行い、工事可否も確認

契約後にトラブルが発生

契約内容を細部まで確認していない

解約条件・原状回復義務を必ず書面で確認する

 

6. オフィス探しをスムーズに進めるための準備

理想のオフィスを見つけるには、探し始める前の準備がとても大切です。ポイントを整理しておくだけで、比較や内覧がスムーズに進み、判断ミスも防げます。以下の5つを意識して進めましょう。

ポイント1条件を「必須」と「希望」に分ける

「立地」「広さ」「家賃」など、譲れない条件(必須)と、できれば欲しい条件(希望)を整理します。
優先順位を決めておくことで、迷わず候補を絞り込めます。

ポイント2:社内の決裁フローを確認する

オフィス契約は金額が大きく、承認に時間がかかる場合があります。 誰の許可が必要か、どの段階で決裁するかを事前に把握しておくと、希望物件を逃しません。

ポイント3:複数の不動産会社に相談する

1社だけに絞らず、複数の仲介会社へ相談すると比較の幅が広がります。
専門業者なら非公開物件の紹介や条件交渉のアドバイスも受けられます。

ポイント4:内覧は複数人で行う

担当者だけでなく、経営者や現場スタッフも同行しましょう。
コスト・動線・雰囲気など、異なる視点から意見をもらうことで、バランスの取れた判断ができます。

ポイント5:入居後の使い方をイメージしておく

レイアウトや動線を考えながら内覧することで、入居後のイメージが明確になります。
「来客スペースをどこに置くか」「社員が動きやすいか」を意識すると、より現実的な判断が可能です。
 

7. まとめ

オフィス探しは、企業の成長や働き方を左右する重要なステップです。「家賃の安さ」や「立地の良さ」だけで判断してしまうと、 入居後に使いづらさや予想外のコストが発生することもあります。一方で、条件整理・現地確認・契約内容の把握を丁寧に行えば、自社の働き方にぴったり合った理想のオフィスを見つけることができます。

今回紹介した「7つのコツ」や「内覧チェックポイント」を活用しながら、実際の利用シーンを想像して比較・検討を重ねていくことが大切です。オフィスは単なる「場所」ではなく、社員が快適に働き、企業の価値を高めるための“環境”です。焦らず、慎重に、そして前向きに。自社にとって最適なオフィスを見つけ、次のステージへとつなげていきましょう。

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