【実務】渋谷区でスタートアップ向けオフィスを探すポイント|敷金なし・セットアップオフィスの選び方

渋谷区でスタートアップ向けのオフィスをお探しですか?本記事では、初期費用を抑えてスピーディーに入居できる「敷金なし」や「セットアップオフィス」の選び方を徹底解説します。結論として、成長スピードの早いスタートアップが渋谷でオフィスを選ぶ際は、「初期費用の削減」「入居までの期間短縮」「柔軟な契約形態」の3点を重視することが成功の鍵となります。エリアごとの特徴や企業の成長フェーズに応じた最適な物件選びのポイントを網羅的にご紹介しますので、移転計画の参考にしてください。

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目次
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  1. 01.渋谷区でスタートアップ向けオフィスを探す企業が多い理由
  2. 02.スタートアップがオフィス選びで重視すべき条件
  3. 03.渋谷区の主要エリアごとの特徴
  4. 04.オフィス検索ネットで掲載中|渋谷区で掲載中のスタートアップ向けオフィス例
  5. 05.スタートアップにセットアップオフィスが向いている理由
  6. 06.初期費用を抑えたい場合に確認すべき条件
  7. 07.成長フェーズ別のオフィス選び
  8. 08.スタートアップが内覧時に確認すべきポイント
  9. 09.渋谷区でスタートアップ向けオフィスを探す流れ
  10. 10.渋谷区のスタートアップ向けオフィスを探す
  11. 11.よくある質問
  12. 12.まとめ

1. 渋谷区でスタートアップ向けオフィスを探す企業が多い理由

東京都内には数多くのビジネス街が存在しますが、その中でも渋谷区はスタートアップや起業家から圧倒的な支持を集めるエリアです。多くのスタートアップが渋谷区にオフィスを構えたいと考える背景には、単に「おしゃれな街」というイメージだけでなく、ビジネスを急成長させるための実利的な要因が揃っているからです。

ここでは、なぜ渋谷区がスタートアップ向けのオフィス移転先として選ばれ続けているのか、その具体的な理由を解説します。

IT・スタートアップのコミュニティが形成されている

渋谷は1990年代後半の「ビットバレー」構想以来、日本のITベンチャーやスタートアップの聖地として発展してきました。現在でも、日本を代表するメガベンチャーから創業したばかりのシード期スタートアップまで、多様なフェーズの企業がひしめき合っています。

同業他社や近い志を持つ起業家が近くにいることで、日常的な情報交換や協業、オープンイノベーションが生まれやすい環境が整っています。このようなスタートアップ同士の横のつながりや、エコシステムが自然に形成されていることが、渋谷区にオフィスを構える大きなメリットです。

ベンチャーキャピタル(VC)やエンジェル投資家が集積している

スタートアップの成長に欠かせないのが資金調達です。渋谷区には、多くのベンチャーキャピタル(VC)やコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)、エンジェル投資家が拠点を置いています

投資家との物理的な距離が近いことは、資金調達活動を有利に進める上で大きなアドバンテージとなります。カジュアルな面談が設定しやすく、投資家主催のネットワーキングイベントにも参加しやすいため、資金調達のチャンスを広げたいスタートアップにとって最適な環境と言えます。

優秀なIT人材や若手人材を採用しやすい

スタートアップの成長スピードを左右する重要な要因が「人材」です。渋谷はトレンドの発信地であり、若者や感度の高いクリエイター、エンジニアが集まる街として知られています。

「渋谷にオフィスがある」という事実は、企業のブランディングや採用活動において強力なアピールポイントになります。特に優秀なエンジニアやデザイナー、若手の営業人材は、アクセスの良さや街の雰囲気を重視する傾向があるため、渋谷区に拠点を置くことで採用成功率を高めることができます。

多様な路線が乗り入れる抜群の交通アクセス

渋谷駅は、JR山手線や埼京線、東京メトロ銀座線・半蔵門線・副都心線、東急東横線・田園都市線、京王井の頭線など、多くの路線が乗り入れる巨大ターミナル駅です。

都内主要ビジネスエリアへのアクセスが非常にスムーズなため、クライアントへの訪問や商談に不便を感じることがありません。また、神奈川や埼玉、千葉方面からの通勤もしやすく、社員の通勤ストレスを軽減し、多様なエリアから優秀な人材を呼び込むことができる点も大きな強みです。

渋谷区がスタートアップに選ばれる要因とメリット一覧

渋谷区がスタートアップのオフィス移転先として人気を集める理由を、以下の表に整理しました。

選ばれる主な要因

スタートアップが得られる具体的なメリット

歴史あるITコミュニティ

同業他社との情報共有や、協業・オープンイノベーションが生まれやすい。

豊富な資金調達環境

VCや投資家が近くに多数存在し、接点作りや面談がスムーズに行える。

採用力の向上

若手やエンジニア、クリエイターからの志望度が高まり、優秀な人材を確保しやすい。

優れた交通利便性

複数路線が利用可能で、クライアント訪問や社員の通勤が非常に便利。

2. スタートアップがオフィス選びで重視すべき条件

スタートアップ企業がオフィスを選定する際、一般的な中堅・大企業とは異なる独自の基準が求められます。事業の急成長や組織の急拡大、資金調達のタイミングなど、変化の激しい環境に対応するためには、柔軟性とコストパフォーマンスを両立させたオフィス選びが不可欠です。

まずは、スタートアップがオフィスを探す際に必ず重視すべき5つの条件と、それぞれの重要性を一覧表で確認しましょう。

重視すべき条件

主なメリット・重要性

具体的なオフィス側の対策・特徴

初期費用の抑制

手元資金(キャッシュ)を本業の投資に回せる

敷金・保証金が格安、または無料の物件、セットアップオフィス

入居スピード

移転によるタイムロスを防ぎ、機会損失を最小限にする

内装工事不要の居抜き物件、家具付きフレキシブルオフィス

採用・来客時の印象

優秀な人材の採用率向上、取引先や投資家からの信頼獲得

デザイン性の高いエントランス、アクセスの良い立地(渋谷など)

会議室・テレカンブース

オンライン商談や面接の円滑化、業務生産性の向上

防音個室ブースの設置、共用ミーティングスペースの充実

増員への対応力

組織の急拡大に伴う不要な移転コスト・手間の削減

契約期間の柔軟性、ビル内での増床・区画移動が可能なプラン

初期費用を抑えやすいか

創業初期や成長フェーズにあるスタートアップにとって、手元のキャッシュ(運転資金)をいかに残すかは極めて重要な課題です。一般的な賃貸オフィスを借りる場合、敷金(保証金)として賃料の6ヶ月〜12ヶ月分が必要になるほか、内装工事費や什器の購入費など、多額の初期費用が発生します。

そのため、敷金が安い物件や、内装・家具があらかじめ備わっているセットアップオフィス、コワーキングスペースなどを選択肢に入れ、初期費用を最小限に抑えられるかどうかを最優先で確認しましょう。浮いた資金をプロダクト開発や採用、マーケティングなどの本業に投資することが、事業成長を加速させる鍵となります。

入居までのスピードが早いか

スタートアップの事業展開は非常にスピーディーです。移転を決意してから実際に入居して業務を開始するまでに数ヶ月もかかってしまうと、その間に機会損失が発生しかねません。一般的なオフィスでは、契約後に内装の設計や施工を行うため、入居までに3ヶ月〜半年程度かかるケースが珍しくありません。

一方、セットアップオフィスや居抜き物件、フレキシブルオフィスであれば、契約から最短数週間、場合によっては数日で入居・業務開始が可能です。事業の成長スピードに合わせて、タイムロスなく迅速に移転できるスピード感も重要な判断基準です。

採用・来客時の印象が良いか

優秀な人材の確保は、スタートアップの成長において最も重要な課題の一つです。求職者が面接に訪れた際、オフィスの清潔感やデザイン性、アクセスの良さは、企業の信頼性や将来性を判断する大きな要素となります。また、投資家や取引先、クライアントが来訪した際にも、オフィスの印象がビジネスの成否を左右することがあります。

「この会社で働きたい」「ここなら信頼して取引ができる」と感じてもらえるよう、エントランスや執務室のデザイン性が高く、来客時に好印象を与えられるオフィスを選ぶことが、採用力や営業力の強化につながります。

会議室・テレカンブースを使いやすいか

近年、ハイブリッドワークやオンライン会議が定着したことで、オフィスのスペース効率における課題が変化しています。社内ミーティングだけでなく、クライアントとの商談や採用面接など、オンラインでの対話が日常的に行われるため、防音性の高いテレカンブース(Web会議用ブース)や、十分な数の会議室が確保されているかどうかが業務効率に直結します。

自社で専用の会議室を構築するとコストやスペースが必要になりますが、共用スペースに予約制の会議室や個室ブースが充実している物件を選べば、限られた専有面積でも快適な業務環境を維持できます。

将来的な増員に対応しやすいか

スタートアップは、資金調達や新規事業の立ち上げをきっかけに、半年から1年で社員数が数倍に急増することがあります。しかし、一般的な賃貸オフィスは通常2年契約(普通借家契約)が多く、中途解約時にペナルティが発生したり、原状回復費用がかさんだりするため、頻繁な移転は容易ではありません。

そのため、人員増加に伴うレイアウト変更が容易なオフィスや、同じビル内・施設内で広い区画へ柔軟に移転できるプランがあるか、あるいは契約期間が柔軟で解約予告期間が短い物件を選ぶなど、将来の成長予測に柔軟に対応できる契約形態やオフィスタイプを選ぶことが重要です。

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3. 渋谷区の主要エリアごとの特徴

渋谷区はIT企業やスタートアップが密集する「ビットバレー」として有名ですが、区内でもエリアによって街の雰囲気、賃料相場、交通の利便性、集まる人材の傾向が大きく異なります。自社の成長フェーズや予算、企業イメージに合わせて最適なエリアを選ぶことが、オフィス移転を成功させる鍵となります。

まずは主要5エリアの賃料相場や特徴を一覧表で比較してみましょう。

エリア

賃料相場(坪単価目安)

エリアの特徴

おすすめのフェーズ

渋谷駅周辺エリア

30,000円〜45,000円

圧倒的な交通利便性と高い知名度。再開発による最新ビルが多数。

資金調達後の急拡大フェーズ、採用強化フェーズ

神泉・松濤エリア

20,000円〜28,000円

渋谷駅徒歩圏内ながら、落ち着いた環境。隠れ家的なオフィスが多い。

創業初期〜10名程度の少人数フェーズ

代々木・北参道エリア

18,000円〜25,000円

「渋谷区」アドレスでありながら賃料が安く、緑豊かで閑静なエリア。

創業初期、コストパフォーマンス重視フェーズ

恵比寿・広尾エリア

25,000円〜35,000円

洗練されたおしゃれな街並み。飲食や商業施設が充実し、採用力も高い。

10〜30名規模の採用・ブランディング強化フェーズ

原宿・明治神宮前エリア

22,000円〜32,000円

アパレルやクリエイティブ系企業が多数。トレンドの発信地。

クリエイティブ・デザイン重視のスタートアップ

各エリアの詳細な特徴と、どのようなスタートアップに向いているのかを解説します。

渋谷駅周辺エリア

渋谷駅周辺は、JR各線、東京メトロ、東急線、京王井の頭線など計10路線が乗り入れる都内屈指の巨大ターミナルです。近年は大規模な再開発が進んでおり、渋谷スクランブルスクエアや渋谷ストリーム、Shibuya Sakura Stageといった最新のハイグレードビルが次々と誕生しています。ビジネスの利便性と圧倒的な知名度を誇る、渋谷区の中心エリアです。

特徴とメリット

渋谷駅周辺エリアの最大のメリットは、圧倒的な交通アクセスの良さと認知度の高さです。取引先への訪問や来客時の案内が非常にスムーズになり、ビジネスの機会損失を防ぐことができます。また、ITベンチャーや大企業のオープンイノベーション拠点が集積しているため、企業間の交流やネットワーキングが生まれやすい環境も整っています。最新のセットアップオフィスやコワーキングスペースも豊富に供給されており、移転の選択肢が非常に多い点も魅力です。

向いているスタートアップ

資金調達を終え、さらなる急成長を目指す拡大フェーズのスタートアップや、優秀なIT人材を積極的に採用したい企業に向いています。駅近くのオフィスは、求職者にとって通勤のしやすさや「渋谷駅近くで働ける」というステータスが強力なアピールポイントになるため、採用力を一気に強化したい場合に最適な選択肢となります。

神泉・松濤エリア

神泉・松濤エリアは、渋谷駅の西側に位置するエリアです。京王井の頭線の神泉駅を中心としたこのエリアは、渋谷駅周辺の喧騒から一歩離れた場所にあり、高級住宅街として知られる松濤とも隣接しています。賑やかな商業エリアと、落ち着いた住宅・ビジネスエリアが融合した独特の雰囲気を持っています。

特徴とメリット

渋谷駅まで徒歩10分〜15分程度でアクセスできる利便性を保ちながら、渋谷駅周辺と比べて賃料相場が大幅に抑えられる点が大きなメリットです。IT系のスタートアップやクリエイターが好む「隠れ家」的なリノベーションオフィスや、小規模なセットアップオフィスが点在しています。周囲にはこだわりの飲食店や静かなカフェが多く、落ち着いて開発や業務に集中できる環境が整っています。

向いているスタートアップ

創業初期から10名程度の少人数フェーズのスタートアップに最適です。「渋谷」というビジネスコミュニティの恩恵を受けつつ、固定費となる賃料を極力抑えたい企業におすすめです。静かな環境で集中してプロダクト開発を行いたいエンジニア中心のチームにも適しています。

代々木・北参道エリア

代々木・北参道エリアは、渋谷区の北部に位置し、明治神宮や代々木公園、新宿御苑といった広大な緑地に囲まれたエリアです。JR山手線・中央線の代々木駅や、東京メトロ副都心線の北参道駅が最寄りとなります。アパレル関係の事務所やクリエイティブなデザイン事務所が多く、落ち着いた洗練された雰囲気が漂っています。

特徴とメリット

渋谷区のアドレスでありながら、区内でもトップクラスに賃料相場がリーズナブルな点が特徴です。新宿駅や渋谷駅へのアクセスが良く、交通利便性を確保しながらコストパフォーマンスの高いオフィスを見つけることができます。緑が多く静かな環境のため、業務中のリフレッシュもしやすく、ストレスの少ない快適なワークライフバランスを実現しやすいエリアです。

向いているスタートアップ

コストパフォーマンスを最重視しつつ、渋谷区にオフィスを構えたいスタートアップに向いています。特に、デザインやクリエイティブ、アパレル関連のスタートアップや、少人数でスピーディーに事業を立ち上げたいシード期の企業におすすめのエリアです。

恵比寿・広尾エリア

恵比寿・広尾エリアは、渋谷区の南東部に位置し、洗練された大人の街として非常に高い人気を誇ります。JR山手線・埼京線や東京メトロ日比谷線が利用できる恵比寿駅と、日比谷線が通る広尾駅を中心としたエリアです。オフィスビルだけでなく、おしゃれな飲食店やショップ、高級マンションが立ち並んでいます。

特徴とメリット

恵比寿・広尾エリアは、企業のブランドイメージを大きく高められるというメリットがあります。街全体が綺麗で洗練されているため、来客時の印象が非常に良く、採用活動においても特に女性や若手優秀層からの支持を集めやすいのが特徴です。また、恵比寿駅周辺には飲食店が非常に充実しており、社内のコミュニケーション活性化や、取引先との会食・接待の場所選びに困ることはありません。

向いているスタートアップ

10名〜30名規模で、自社のブランディングや採用活動を本格化させたいスタートアップに向いています。また、クリエイティブ系やマーケティング、D2C(消費者直接取引)ブランドを展開する企業など、感度の高さや洗練されたイメージを重視する企業に最適なエリアです。

原宿・明治神宮前エリア

原宿・明治神宮前エリアは、日本の若者カルチャーやファッショントレンドの発信地として世界的に知られるエリアです。JR山手線の原宿駅や、東京メトロ千代田線・副都心線の明治神宮前駅が最寄りとなります。表参道とも隣接しており、最先端のカルチャーとビジネスが融合したエネルギッシュな街です。

特徴とメリット

メインストリートである竹下通りや明治通りは賑やかですが、一歩路地に入ると静かでクリエイティブなオフィス街が広がっています。感性を刺激するユニークな外観のビルや、内装デザインにこだわったデザイナーズオフィス、セットアップオフィスが多く存在します。トレンドに敏感な人材が集まりやすく、最新の情報をいち早くキャッチできるビジネス環境が整っています。

向いているスタートアップ

アパレル、美容、エンターテインメント、SNSマーケティングなど、トレンドやクリエイティブ性が事業に直結するスタートアップに最適です。感度の高いメンバーが集まることで、アイデアやイノベーションが生まれやすい環境を構築できます。

4. オフィス検索ネットで掲載中|渋谷区で掲載中のスタートアップ向けオフィス例

オフィス検索ネットでは、渋谷区内のスタートアップ向け物件を多数取り扱っています。ここでは、実際に掲載されている代表的なセットアップオフィスやデザイナーズオフィスの例をご紹介します。

オフィス検索ネットで掲載中の渋谷区スタートアップ向けオフィス例

渋谷区でスタートアップ向けオフィスを探す場合は、初期費用、会議室の有無、テレカンブース、入居スピード、駅からの距離をあわせて比較することが重要です。ここでは、オフィス検索ネットに掲載中の物件例を一部紹介します。

渋谷区|渋谷
20席什器付き
スタートアップ向け渋谷オフィス
約34坪/渋谷駅徒歩圏
会議室・テレカンブース・ラウンジ付き
セットアップオフィス・敷金なし・礼金なし
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渋谷区|渋谷
会議室・オンライン会議環境充実
即利用可能オフィス
約17坪/渋谷駅徒歩圏
受付・ラウンジ・4名用会議室・テレカンブース
敷金なし・礼金なし
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渋谷区|渋谷
敷金なし・家具付き
セットアップオフィス
約34坪/渋谷駅・表参道駅利用可
固定席20席・会議室・テレカンブース付き
家具付き・インターネット完備
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掲載状況や募集条件は変動するため、最新の空室状況は物件一覧ページでご確認ください。
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5. スタートアップにセットアップオフィスが向いている理由

セットアップオフィスとは、あらかじめ貸主側で内装工事や間仕切り、什器の設置などが行われた状態で引き渡されるオフィスです。スピード感とコスト削減が求められるスタートアップにとって、多くのメリットがあります。ここでは、通常オフィス(スケルトン物件)との違いを交えながら、スタートアップにセットアップオフィスが向いている4つの理由を詳しく解説します。

比較項目

セットアップオフィス

通常オフィス(スケルトン物件)

初期費用

内装・什器費用がほぼ不要で大幅にコストを抑えられる

内装工事や什器購入で多額の初期投資が発生する

入居までの期間

契約後、即入居して業務を開始できる

内装デザインの設計や工事に数ヶ月を要する

退去時の原状回復

原状回復費用を抑えやすい

入居前のスケルトン状態に戻すため多額の費用がかかる

デザイン性

プロが設計したトレンド感のあるおしゃれな空間

自社で一からデザインを設計する必要がある

内装工事の手間を抑えやすい

通常オフィスでは、入居前にレイアウトの設計、内装業者の選定、見積もり比較、工事の立ち会いなど、膨大な手間と時間がかかります。リソースが限られているスタートアップにとって、本業以外の業務に時間や労力を取られることは大きな損失です。セットアップオフィスであれば、あらかじめプロのデザイナーが設計した受付、会議室、執筆スペースなどが完成しているため、内装工事の手間を大幅に削減できます。

什器購入費を抑えやすい

オフィス移転や新規開設において、デスクやチェア、キャビネット、会議用テーブルなどの什器購入費用は想像以上に高額になります。セットアップオフィスの中には、これらのオフィス家具があらかじめ備え付けられている物件が多く存在します。什器の選定や購入、搬入の手間が省けるだけでなく、初期投資を大幅に抑えて事業開発や採用活動に資金を投資することが可能です。

入居後すぐに業務を始めやすい

スタートアップのビジネスはスピードが命です。通常オフィスの場合、契約から実際に業務を開始できるまでに数ヶ月かかることも珍しくありません。一方、セットアップオフィスは内装工事が不要で、電気やインターネット回線などのインフラも整っているケースが多いため、契約後すぐに業務を開始できます。移転による業務のダウンタイムを最小限に抑えられる点は、急成長を志向する企業にとって極めて大きなメリットです。

会議室・テレカンブース付き物件を選びやすい

近年、ハイブリッドワークやオンラインミーティングの普及に伴い、オフィスにおける会議室や個別テレカンブースの重要性が高まっています。しかし、自社でこれらを新設するには、防音工事や間仕切り工事など多額の費用がかかります。セットアップオフィスでは、あらかじめ防音性に優れた会議室やWeb会議専用のテレカンブースが設置されている物件が多いため、追加の工事費用をかけることなく現代の働き方に適した環境を手に入れることができます。

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6. 初期費用を抑えたい場合に確認すべき条件

スタートアップがオフィスを構える、または移転する際、最も大きなハードルとなるのが初期費用(イニシャルコスト)です。手元のキャッシュを事業成長や採用に投資するためには、オフィス関連の初期費用をいかに抑えるかが極めて重要になります。ここでは、初期費用を最小限に抑えるために、物件選定や契約時に必ず確認すべき6つの条件を詳しく解説します。

敷金・保証金の有無

一般的な賃貸オフィスを借りる場合、デポジットとして賃料の6ヶ月〜12ヶ月分もの「敷金(保証金)」を預ける必要があります。これはスタートアップにとって、事業資金を大きく圧迫する要因となります。

敷金減額サービスや保証会社の活用

初期費用を抑えるためには、敷金・保証金が3ヶ月以下、あるいは無料(0ヶ月)に設定されている物件を探すことが有効です。また、保証会社を利用することで敷金を大幅に減額できるプランや、敷金半額サービスを提供しているビルも増えています。契約前に、敷金の減額交渉や代替手段が用意されているか必ず確認しましょう。

礼金の有無

礼金は、住宅の賃貸と同様に「貸主へのお礼」として支払う、退去時にも返還されない掛け捨ての費用です。

礼金なし物件の優先選択

オフィス契約においても礼金が1ヶ月〜2ヶ月分設定されている場合がありますが、スタートアップ向けのオフィスやセットアップオフィスでは、礼金なし(0ヶ月)の物件が多く見られます。無駄なコストを徹底的に排除するためにも、礼金の設定がない物件を優先的に選択しましょう。

内装工事費

オフィス移転で最も大きな支出となり得るのが、室内のレイアウト変更や会議室の設置に伴う内装工事費です。

セットアップオフィスや居抜き物件の検討

コンクリート打ち放しのスケルトン状態からオフィスを作る場合、坪単価10万〜30万円以上の工事費用がかかり、総額で数百万円から数千万円規模のコストが発生します。初期費用を抑えたい場合は、あらかじめデザイン性の高い内装や会議室が設置されている「セットアップオフィス」や、前テナントの内装を引き継げる「居抜き物件」を選択することで、内装工事費をほぼゼロに抑えることができます。

什器・家具の有無

デスクやチェア、キャビネット、ミーティング用テーブルといったオフィス家具(什器)の購入費用も、人数が増えるほど大きな負担になります。

家具・什器付き物件による購入費カット

スタートアップ向けにデザインされたオフィスの中には、あらかじめ業務に必要なデスクやチェア、Wi-Fi環境などの什器一式が完備されている物件が存在します。これらを選べば、家具の選定や購入、配送・組み立てにかかる費用と手間をすべて削減でき、入居したその日からスムーズに業務を開始できます。

原状回復費

退去時にオフィスを入居前の状態に戻す「原状回復」の費用は、入居時には意識しにくいものの、将来的に必ず発生するコストです。

退去時の原状回復義務の範囲確認

スケルトンオフィスの場合、入居者が施したすべての内装を解体・撤去して元に戻す必要があり、坪単価5万〜10万円程度の原状回復費用がかかります。しかし、セットアップオフィスや一部の居抜き物件では、原状回復の義務が緩和されている、または次の入居者にそのまま引き継ぐことができる契約形態もあります。契約を結ぶ前に、退去時の原状回復義務の範囲を明確にしておくことが重要です。

インターネット・共用部費用

オフィスに入居する際、インターネット回線の引込工事費や、共用部の維持管理に必要な初期費用が発生することがあります。

インフラ設備完備物件の選択

個別でネット回線を手配する場合、開通までに数ヶ月を要し、工事費用も自己負担となるケースが一般的です。あらかじめ高速インターネット回線が敷設されており、共用部費用(共益費・管理費)に水道光熱費や通信費が含まれている物件を選ぶことで、初期費用だけでなく、毎月のランニングコストの管理も容易になります。

初期費用を抑えるための条件一覧

ここまで解説した各項目の特徴と、初期費用を抑えるためのポイントを以下の表にまとめました。物件を比較検討する際のチェックリストとしてご活用ください。

費用項目

一般的なオフィス(スケルトン等)の特徴

初期費用を抑えるための確認・選択ポイント

敷金・保証金

賃料の6〜12ヶ月分(高額になりやすい)

保証会社の利用や、敷金半額・無料(0ヶ月)の物件を選ぶ

礼金

賃料の1〜2ヶ月分(返還されない)

礼金なし(0ヶ月)の物件を最優先に探す

内装工事費

坪単価10万〜30万円(レイアウト構築が必要)

内装・会議室が設置済みのセットアップオフィスを活用する

什器・家具

人数やグレードに応じて数十万〜数百万円

デスクやチェアが完備されている家具付き物件を選ぶ

原状回復費

退去時に高額な解体・撤去費用が発生する

原状回復義務の免除や、居抜き退去が相談可能かを確認する

インターネット・共用部費用

個別での回線引込工事費や、高額な共益費

回線敷設済みで、共益費に水道光熱費等が含まれる物件を選ぶ

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7. 成長フェーズ別のオフィス選び

スタートアップのオフィス選びにおいて最も重要なのは、現在の成長フェーズと今後の事業計画に合わせた選択をすることです。オフィスの規模や形態が企業の成長スピードに合っていないと、無駄なコストが発生したり、スペース不足で業務に支障が出たりするリスクがあります。ここでは、スタートアップの成長フェーズに合わせた最適なオフィス選びのポイントを解説します。

成長フェーズ

想定人数

推奨されるオフィス形態

面積の目安

創業初期・少人数フェーズ

1〜9名

コワーキングスペース、シェアオフィス、レンタルオフィス

〜15坪程度(個室の場合)

10〜20名規模の拡大フェーズ

10〜20名

セットアップオフィス、小規模賃貸オフィス

20〜40坪程度

20〜30名規模の採用強化フェーズ

20〜30名

セットアップオフィス、一般賃貸オフィス

40〜60坪程度

資金調達後の移転フェーズ

30名以上〜

一般賃貸オフィス、大型セットアップオフィス

60坪以上〜

創業初期・少人数フェーズ

創業間もない時期や、メンバーが10名未満の少人数フェーズでは、初期費用と固定費を極限まで抑えることが最優先事項となります。この段階では、将来の組織規模の予測が難しく、数ヶ月で人員が急増することも珍しくありません。そのため、退去時の違約金や原状回復費用が発生しにくい柔軟な契約が求められます。

推奨されるのは、コワーキングスペースやシェアオフィス、レンタルオフィスです。これらの施設は、敷金・保証金が不要または数ヶ月分と非常に安く、デスクや椅子、Wi-Fi環境が最初から整っています。登記可能なプランを選べば、渋谷の一等地の住所を会社の所在地として活用でき、初期の社会的信用を獲得しやすいというメリットもあります。

10〜20名規模の拡大フェーズ

メンバーが10名を超え、本格的な事業拡大が始まるフェーズでは、自社専用の専有スペースを確保することが重要になります。コワーキングスペースの共有エリアでは、機密情報の取り扱いや社内ミーティングの実施に限界が生じるためです。また、メンバー間の一体感や企業文化を醸成するためにも、自社オフィスが必要となるタイミングです。

このフェーズで特におすすめなのが、内装や家具が最初から設置されているセットアップオフィスです。一般の賃貸オフィスと比べて、内装工事費用や什器の購入費用を大幅に削減できます。また、入居までの期間を短縮できるため、成長スピードの速いスタートアップにとって、事業に集中できる最適な選択肢となります。面積の目安としては、1人あたり2坪から3坪を基準とし、20坪から40坪程度の物件を選ぶと良いでしょう。

20〜30名規模の採用強化フェーズ

メンバーが20〜30名規模になると、事業の成長に伴い採用活動が活発化します。このフェーズのオフィス選びでは、優秀な人材を採用できるか、来客に対して信頼感を与えられるかという視点が極めて重要になります。オフィスの立地やデザイン、エントランスの印象は、求職者が入社を決意する大きな判断材料の一つとなるためです。

また、この規模になると、社内ミーティングだけでなく、クライアントとの商談や採用面接の頻度が劇的に増加します。そのため、十分な広さの会議室や、オンライン面談用のテレカンブースが複数確保できるレイアウトが必須となります。個別の会議室を自費で構築すると多額の費用がかかるため、あらかじめ高クオリティな会議室が設置されているセットアップオフィスや、共用部に会議室が完備されたビルを選ぶことが賢い選択です。

資金調達後の移転フェーズ

シリーズAやシリーズBなどの資金調達に成功し、さらなる急成長を目指すフェーズでは、将来的な増員を見越した大規模な移転を検討します。調達した資金をもとに、一気に採用を加速させるケースが多いため、現在の人数ギリギリの広さではなく、1〜2年後に想定される最大人数を収容できる広さのオフィスを確保する必要があります。

このフェーズでは、企業の独自性やブランドイメージを体現できる一般賃貸オフィス、あるいはデザイン性の高い大型のセットアップオフィスが有力な選択肢となります。自社専用の受付や、広々としたコラボレーションスペース、リフレッシュエリアなどを設けることで、社員のエンゲージメント向上や、社外への強力なブランディング効果が期待できます。ただし、急激な人員増加によって「入居して1年も経たずに手狭になってしまった」という事態を避けるため、契約期間や転貸の可否、同じビル内での増床可能性なども事前に確認しておくことが重要です。

8. スタートアップが内覧時に確認すべきポイント

スタートアップがオフィスを内覧する際、一般的なオフィス選びとは異なる視点が必要です。特に成長スピードが早く、限られた資金やリソースで運営するスタートアップにとっては、入居後のトラブルや想定外のコスト発生を防ぐために、内覧時の細かいチェックが欠かせません。ここでは、スタートアップが内覧時に必ず確認すべきポイントを整理して解説します。

インフラ環境と電気容量の確認

スタートアップの業務において、インターネット環境や電源の確保は生命線です。特にIT系やクリエイティブ系のスタートアップでは、PCやモニター、サーバーなどの周辺機器を多く使用するため、オフィス全体の電気容量が不足するとブレーカーが落ちる原因になります。

内覧時には、専有部内の電気容量(アンペア数)が自社の使用予定量に見合っているか、また必要に応じて増設工事が可能かどうかをビル管理会社に確認しましょう。さらに、インターネット回線の引き込み方式や、Wi-Fiの電波が遮られにくい間取りかどうかも重要なチェックポイントです。

レイアウトの柔軟性と実質的な有効面積

図面上の面積(坪数)が広く見えても、実際の使い勝手は柱の位置やデッドスペースの有無によって大きく異なります。将来的に人員が増加した際、デスクをどのように配置できるか、レイアウトのシミュレーションを行うことが重要です。

特にセットアップオフィスや居抜き物件の場合、あらかじめ設置されている間仕切り壁や会議室が、自社の動線や業務スタイルに合っているかを確認します。デッドスペースになりそうな場所がないか、什器を動かして柔軟にレイアウト変更ができるかを現地で採寸しながら確認しましょう。

会議室やテレカンブースの遮音性と使い勝手

オンライン会議やクライアントとの商談が多いスタートアップにとって、会議スペースのクオリティは生産性に直結します。共用スペースに会議室やテレカンブースが設置されている物件であっても、実際に中に入って確認することが大切です。

特に確認すべきは「音漏れ」と「予約の取りやすさ」です。隣のブースや廊下に声が丸聞こえにならないか、壁の遮音性を現地で声を出してテストしましょう。また、共用会議室の場合は、予約システムの運用ルールや稼働状況を事前にヒアリングしておく必要があります。

ビル全体のセキュリティと入退館ルール

スタートアップは、機密性の高い顧客データや開発中のソースコードを取り扱うことが多いため、セキュリティ体制の確認は必須です。また、深夜や土日祝日に稼働するケースも想定されるため、24時間いつでも出入りできるかどうかも確認しておかなければなりません。

ビル全体のセキュリティシステムに加え、夜間や休日の入退館方法、エアコンの稼働ルールを必ず確認しましょう。時間外の空調利用に別途費用が発生するかどうかは、ランニングコストに大きく影響します。

内覧時のチェックシート

内覧時にスムーズに確認を進められるよう、主要なチェック項目を一覧表にまとめました。現地に同行するメンバーや仲介担当者と一緒に、以下のポイントを確認してください。

確認カテゴリ

具体的なチェック内容

確認時の注意点

電気・通信設備

電気容量(アンペア数)、コンセントの位置と数、ネット回線の引き込み状況

PCや周辺機器の同時使用に耐えられるか、配線が露出して動線を邪魔しないかを確認します。

レイアウト・面積

実際の有効面積、柱の位置、天井高、窓の向きと採光

図面と実際の広さのギャップを確認し、将来の増員時にデスクが追加できるスペースがあるか見極めます。

会議・テレカン環境

会議室・ブースの遮音性、共用スペースの予約方法と利用料金

実際にブース内に入って声を出し、外への音漏れ具合や周囲の雑音が気にならないかチェックします。

セキュリティ・運用

24時間入退館の可否、夜間・休日の空調利用、ゴミ出しのルール

夜間や休日に勤務する場合の空調コストや、ビル全体のセキュリティレベルを確認します。

共用設備・周辺環境

トイレの清潔感と男女別、エレベーターの混雑度、周辺の飲食店やコンビニ

採用や来客時の印象に直結するため、水回りの清潔さやランチ環境も重要な判断材料になります。

9. 渋谷区でスタートアップ向けオフィスを探す流れ

渋谷区でスタートアップ向けオフィスを探す際は、企業の成長スピードや資金調達のタイミングに合わせた迅速な意思決定が求められます。ここでは、物件探しから入居までの具体的な流れを5つのステップで解説します。

STEP 1:オフィスの要件定義

まずは、移転の目的を明確にし、新しいオフィスの要件を定義します。スタートアップにおいては、将来的な人員計画を見据えた面積の決定や、初期費用・月額賃料の予算設定が極めて重要です。また、渋谷区内のどのエリアに構えるかもこの段階で方向性を決めます。

STEP 2:物件情報の収集と問い合わせ

要件が固まったら、オフィス検索サイトなどを活用して物件情報を収集します。スタートアップ向けのセットアップオフィスや敷金・保証金が抑えられる物件など、自社の条件に合致する候補を複数ピックアップし、仲介会社や管理会社へ問い合わせを行います。

STEP 3:現地内覧の実施

候補物件を実際に訪問し、内覧を行います。図面だけでは分からない共用部の清潔さ、会議室やテレカンブースの使いやすさ、周辺環境の雰囲気などを確認します。特にスタートアップは採用活動や来客が多いため、エントランスの印象やアクセスの良さも入念にチェックすべきポイントです。

STEP 4:入居申し込みと入居審査

気に入った物件が見つかったら、入居申込書を提出します。スタートアップの場合、設立年数が浅いことや赤字決算であることから、審査において事業計画書や資金調達の証明書の提出を求められるケースが多々あります。審査期間は一般的に数日から1週間程度です。

STEP 5:契約締結と入居準備・引き渡し

審査を通過後、定期建物賃貸借契約または普通建物賃貸借契約を締結します。契約時には、敷金(保証金)の支払いや必要書類の提出を行います。セットアップオフィスであれば内装工事が不要なため、契約締結から最短数週間での入居・業務開始が可能です。

スタートアップの契約手続きにおける注意点

スタートアップのオフィス契約では、代表者個人の連帯保証を求められるケースが多いため、事前に保証人の有無や保証会社の利用可否を確認しておくことが重要です。また、契約期間についても、将来の成長スピードに合わせて慎重に検討しましょう。

スタートアップのオフィス探しにおける標準的なスケジュールと必要書類

物件探しから入居完了までにかかる期間の目安と、各フェーズで必要となる主な書類は以下の通りです。事前に準備を進めておくことで、スムーズな移転が実現します。

フェーズ

期間の目安

主な必要書類・準備物

要件定義・物件選定

約2週間〜1ヶ月

希望条件整理シート、資金計画書

問い合わせ・内覧

約1〜2週間

内覧時のチェックリスト

入居申し込み・審査

約3日〜1週間

会社概要、直近の決算書(または試算表)、事業計画書、資金調達に関する資料

契約締結・入居準備

約1〜2週間

商業登記簿謄本(履歴事項全部証明書)、印鑑証明書、連帯保証人の確認書類、火災保険加入手続き

10. 渋谷区のスタートアップ向けオフィスを探す

渋谷区でスタートアップ向けのオフィスを効率的に探すためには、自社の成長スピードや予算に合わせた物件をスピーディーに見極めることが重要です。ここでは、具体的な物件の探し方や、問い合わせから内覧までのスムーズな進め方について解説します。

Web上のオフィス検索サイトをフル活用する

渋谷区のオフィス情報は非常に流動的であり、特にスタートアップに人気の高いセットアップオフィスや敷金が安い物件は、情報が公開されるとすぐに埋まってしまう傾向があります。そのため、Web上のオフィス検索サイトを定期的にチェックし、新着情報をいち早くキャッチすることが極めて重要です。

検索サイトを利用する際は、単にエリアを「渋谷区」に絞るだけでなく、スタートアップのニーズに合致する検索条件やフィルターを組み合わせて探すことで、効率的に候補を絞り込むことができます。

検索条件・フィルター

スタートアップにとってのメリット

セットアップオフィス・居抜き物件

内装工事の費用や什器の購入コストを大幅に削減でき、入居後すぐに業務を開始できます。

敷金・保証金の減額・免除

初期費用を大幅に抑えることができ、手元のキャッシュを事業投資や採用活動に回せます。

会議室・テレカンブース付き

専有部内に会議スペースを自社で構築する必要がなく、限られた坪数を有効活用できます。

スタートアップ特化型の仲介会社に相談する

Webサイトに掲載されている情報だけでなく、一般には公開されていない非公開物件や退去予定の先行情報を入手するためには、スタートアップのオフィス移転実績が豊富な仲介会社へ相談することが不可欠です。

スタートアップ特化型の仲介会社は、成長企業の財務状況や審査のハードルを深く理解しているため、ビルオーナーとの敷金減額交渉やフリーレント期間の獲得など、初期費用を抑えるための具体的な提案を積極的に行ってくれます。

仲介会社を選ぶ際のチェックポイント

仲介会社を選ぶ際は、単に物件数が多いだけでなく、スタートアップの移転支援実績が豊富であるか、そして渋谷エリアのビルオーナーと強いコネクションを持っているかを確認しましょう。実績のある仲介会社であれば、創業間もない企業や資金調達前後の企業であっても、審査を通すためのノウハウを豊富に持っているため安心して任せることができます。

内覧予約から問い合わせまでのスムーズな進め方

渋谷区の好条件なスタートアップ向けオフィスは競合が多いため、申し込みの先着順で入居者が決定するケースが多々あります。気になる物件を見つけたら、まずは迅速に問い合わせを行い、内覧のスケジュールを押さえることが鉄則です。

問い合わせの際には、現在の社員数や今後の増員計画、希望する入居時期、予算などの条件をあらかじめ整理して伝えておくことで、仲介会社側からも類似の優良な未公開物件をスムーズに提案してもらいやすくなります。

11. よくある質問

Q1. 渋谷区でスタートアップ向けのオフィスは探せますか?

はい、渋谷区は日本国内でも特にスタートアップ向けオフィスが豊富に揃っているエリアです。IT企業やベンチャー企業が集積する「ビットバレー」としての歴史があり、起業家向けの支援体制やコミュニティも活発です。渋谷駅周辺だけでなく、神泉や代々木、恵比寿など周辺エリアにも、少人数から入居できるコワーキングスペース、シェアオフィス、セットアップオフィスが多数点在しています。そのため、企業の成長フェーズや予算に合わせた物件探しが十分に可能です。

Q2. スタートアップにはセットアップオフィスが向いていますか?

スタートアップにとって、セットアップオフィスは非常に相性が良い選択肢と言えます。セットアップオフィスとは、あらかじめ内装工事が施され、会議室や受付、場合によってはオフィス家具(什器)が備え付けられた状態で賃貸される物件です。創業期や急成長期のスタートアップは、内装デザインや施工にかける時間とコストを最小限に抑え、本業にリソースを集中させる必要があります。また、退去時の原状回復費用も通常より抑えられるケースが多く、移転の手間を大幅に削減できます。

Q3. 渋谷区で初期費用を抑える方法はありますか?

渋谷区でオフィスを借りる際の初期費用を抑えるには、いくつかの具体的な方法があります。一般賃貸契約では賃料の6ヶ月〜12ヶ月分程度の敷金(保証金)が求められますが、敷金半額や敷金フリー(ゼロ)の物件、または保証会社を利用できる物件を選択することで、キャッシュアウトを劇的に抑えられます。また、内装工事が不要なセットアップオフィスや、家具付きの居抜き物件を選ぶことも有効です。以下に、初期費用を抑える主なアプローチをまとめました。

手法

メリット

注意点

敷金・保証金減額プランの活用

手元のキャッシュを温存できる

保証料などのランニングコストが発生する場合がある

セットアップオフィスの選定

内装工事費や什器購入費を大幅に削減できる

一般的な賃貸物件に比べて坪単価が高めに設定されていることがある

居抜き物件の契約

前テナントの設備をそのまま引き継げる

レイアウトの自由度が低く、設備の老朽化リスクがある

Q4. 何名規模からオフィス移転を検討すべきですか?

オフィスの移転を検討するタイミングは、従業員数が10名を超えた段階、あるいは現在のオフィスで1人あたりの専有面積が狭くなったと感じるタイミングが一般的です。一般的にオフィス環境では、1人あたり2坪〜3坪程度のスペースが必要とされています。企業の成長フェーズに応じたオフィス環境の目安は以下の通りです。

従業員数

推奨されるオフィス形態

主な検討理由

1名〜5名(創業期)

シェアオフィス・コワーキングスペース

初期費用を抑え、柔軟な契約期間でリスクを最小化するため

5名〜10名(立ち上げ期)

スモールオフィス・専用個室

社内コミュニケーションの活性化と、セキュリティ確保のため

10名〜30名(拡大期)

セットアップオフィス・一般賃貸オフィス

採用活動の強化、来客対応の増加、組織のアイデンティティ確立のため

30名以上(成長期)

一般賃貸オフィス(ワンフロア占有など)

独自のカルチャー醸成や、大規模な人員増加に対応するため

Q5. 会議室付きオフィスは必要ですか?

結論から申し上げますと、来客や面接、重要な社内ミーティングが多いスタートアップにとって、会議室付きオフィスは不可欠です。特に採用活動を強化するフェーズでは、求職者との面談スペースとしてプライバシーが守られた会議室が必要になります。ただし、自社専用の会議室を設けるにはそれなりの床面積(賃料)が必要となるため、共用の会議室が完備されているシェアオフィスや、あらかじめ会議室が構築されているセットアップオフィスを選択することで、コストパフォーマンス良く必要な機能を確保できます。

12. まとめ

渋谷区でスタートアップがオフィスを探す際は、初期費用を抑えつつ、企業の成長スピードに合わせて柔軟に移転や増員ができる物件を選ぶことが成功の鍵です。

敷金・保証金などの預託金が少ない物件や、あらかじめ内装や家具が整っているセットアップオフィスを選択肢に入れることで、開通手続きや工事の手間を省き、入居後すぐに事業に集中できる環境を整えられます。

自社の成長フェーズや採用計画に最適なエリア・条件を整理し、理想のワークスペースを見つけましょう。


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